悪役にはその時代の闇と豊かさが反映されるという持論

タイトルなげぇ!!!

 

いえね、20年以上前の小説読む機会がありまして。

 

勧善懲悪的な内容だったんですが、その中に出てくる悪役

・葉巻

・女

・ドラッグ

・暴力

みたいな存在だったわけですよ。

 

この時代のギャング映画から参考にしたのかなぁ、なんて思ったんですが、よくよく考えたらこういうイメージの悪役って最近見ないな、と。

 

そこからさらに考えて出た個人的な結論がタイトルだったわけです。

 

 

これから先の話は、あくまで自分が読んだ・見た作品で、というイメージの話ですけど。

 

例えば90年代、援助交際が取りざたされていた頃は女性を食いモノにする悪役が小説、映画、漫画など様々な作品で出ていた。

 

同じようにマジックマッシュルームなどの脱法ドラッグや合成麻薬がメディアで取り上げられた頃にも、合成麻薬を売りさばくギャングやヤクザが悪役の作品が多く登場した。

 

もっと昔になるとワイロによる口利きとか、権力者が悪役といった、純粋に金と暴力、権力による悪役像が多いんですよね。

 

 

もう一つ、タイトルにある豊かさが反映されるという部分。

 

さっきも書いたようなワイロは、豊かさの基準がお金だからですね。

葉巻は当時権力者やスターが好む嗜好品という、高級なイメージがあったからです。

 

他にも、昔の任侠作品やギャング作品ではステーキを食べてる描写があったり。

肉が高級品だった時代ですかね。

 

 

で、ですよ。

 

最近の悪役ってどんなのが多いんだろうなーと思い返してたんですよ。

 

そしたら最近の悪役って、裏で牛耳ってるとか、実はいつもそばにいたアイツが…?みたいなのが多いんですよ。

 

現実が豊かになったから豊かさの象徴としてのものが生まれにくくなったのか。

それとも、豊かさを思い浮かべにくい世の中になったのか。

 

そして、そばにいたアイツパターンが増えたということは、もしかしたらこの時代における闇ってのが、隣人トラブルであったり、ごくごく身近な他人という部分になってしまっているのかも…?

 

と考えたら怖くなったので、この考えをやめようと思います。

 

昔から仮面ライダーでは正義のヒーローより悪役のフォルムが好きだった人間なので、悪役に思いをはせてみました。