考えて捻り出した言葉に価値はあるやいなや
ブログ記事、何を書こうか悩み続けて結局書けないってことがめっちゃあります。
そんな時に役立つのがはてなブログに搭載されてる機能。
今日のお題!
えっと今日のお題は、っと。
あなたは犬派?猫派?
いや書けんて…。
そんなお題で面白い事書けんて…。
とまぁ、そんな感じでもう少し書いてる記事と人に合ったお題を提供していただきたいんですけど、そこんところどうなんでしょう?はてなブログさん。
もっとこう、考え続けた結果上手い言葉を出せた!って実感できるようなお題が欲しいところです。
考え続けた結果、といえば。
日本の人工知能文章作成ソフトが、SF作品の文学賞、星新一賞の一次選考突破っていうのがニュースになっていましたね。
小説やエッセイを取り込んで、独自の文章を創り上げる。
前も書いたけれど、アンドロイドが電気羊の夢を具現化してくれてますよ、これ!
星新一はショートショートの神様と言われるくらい、SFショートショートが素晴らしいんですけど、この星新一賞もそれにちなんでなかなかに素晴らしい。
今回はこういった人工知能、コンピューターによる作品も受け付けた。
それと、もう一つ。
未来人による作品も受け付けたんですよね。
しかも、要綱が星新一賞らしい!
「現代人が応募する場合は『SF・未来小説』で、未来人が応募する場合は過去のことになるかもしれないので『時代小説』で応募を」
もうこれだけで「おっ、星新一の世界だ!」ってなります。
残念ながら賞を取るまでは行きませんでしたが、じゃあ人工知能の文章作成能力は発展途上なのかって言うと、そうじゃない。
話は日本を離れアメリカへ。
「第1四半期は100万ドルの赤字を計上。同業他社との合併関連費用が重荷となった。」
いきなりなんのこっちゃって思うかもしれませんが、この文章は元は英語で書かれていて、実際にAP通信が発信した記事の一文です。
実はこれ、人工知能が書いた文章なんです。
英文データを取り込んで、新聞記事・リポートなど、媒体に合わせた文章や言葉遣いを学習させて、どんな内容の記事を書くかだけを設定してあげれば、あとはネット上で必要な情報をピックアップして文章を作る。
もちろん誤字や脱字の心配もない。
記者の仕事が無くなってしまった…。
しかもこの子、1秒間に2000の記事を書くことが出来る優れもの。
正直欲しい。
むしろ自分がこの人工知能になりたい。
アメリカの話題だから、日本はまだかっていうと、そうでもないらしいんですよ。
日本語を学習させていないだけで、必要なら学習させて対応することは可能なんだとか。
現在は簡単な法律データも学習させて対応させることが出来ているとのこと。
あら、これはもしや弁護士も必要なくなるのでは?
そして将来的には医療データを学習させて初期診断、車や列車の操作を学習させて運行といった活用法を見込んでいるとか。
おぉ、診療医と運転手も必要なくなる…?
どんどん機械化社会になって人間の雇用問題が生まれるのでは?ってなっちゃいますが…
そんな文章作成人工知能君にも出来ないことがあるとか。
それは疑問を持つこと。
新聞記事でもよくありますよね。
~~なのだろうか。
と疑問文で終わる記事が。
あれが人工知能には出来ない。
解決させる文章、もしくは過去にあった事態を文章にするのは出来る。
けれども未来に対する疑問は書けない。
それは扱えるのがデータだからですね。
Who:誰が?
When:いつ?
Where:どこで?
といった、情報を文章にすることは出来る。
Why:なぜ?
How:どうやって?
といった、理由や根拠・推論は文章に出来ない。
じゃあ人間はそのなぜ、どうやってといった文章を書けば良いんだ!
この情報が出た時に、そういった意見が結構出てましたが、そういうわけじゃない!と自分は思ってます。
論文などの専門的なデータを取り込めば、それもおそらく可能になるから。
じゃあ人間が本当にしなきゃいけないことは?
5W1Hって覚えてますか?
今出たのはその内の4W1H。
その最後の一つが、自分は人間が本当にするべきことだと思っています。
What:何を?
何を伝えたいのか。
何を書きたいのか。
何をさせたいのか。
文章を創り上げるのは人工知能でもいい。
でも読むのは人間です。
だからこそ、人工知能に書かせるよう命令した人間が、きちんと伝えたいことを持ったうえで命令する。
やっぱりどの世界の人工知能でも、最終到達点はこの「人間の心を理解する」なんだと思います。
そもそも人間が人間の心をきちんと理解出来ていないんですから、人工知能が理解すると、最早どちらが人間なのか。
実は今読んでるこのブログも、人工知能が書いた記事だったりして?